「備前焼には普通の器とは少し違った

不思議な効用がある」

こんな言葉を聞いたことありませんか？

毎日使う器。ただ、食事をするために何気なく使用する器が、魔法のような効力を発揮してくれて、普段の食事をワンランクアップしてくれたら、どんなに素敵な事でしょう。

その特別な魔法は材料と焼き方によって生まれます。

材料は岡山県備前市の田んぼの土。しかも、田んぼの下2〜4mから採取できる、「ひよせ」と呼ばれる鉄分を多く含む良質な土。

その土を釉薬をかけず裸のまま1200℃以上の超高温で10日間も時間をかけて焼き締めます。

『炎と土の芸術』と言われる程、一つとして同じ模様、同じ色になりません。

茶褐色は、粘土の鉄分によるものだそうです。

そして、その鉄分が多い土を超高温で焼き上げるので、遠赤外線効果があると言われています。

次回は、その効果

『備前焼の七不思議』

のお話をします。